こんにちは。Erahouseのオーナーのむらです。
今回は2023年の10月にアメリカのオレゴン州、ポートランドで遭った盗難(車上荒らし)について旅録します。
【状況】
事件日時:2023年10月11日
事件内容:ロードパーキングに駐車していたレンタカーの窓を破られ、車内に置いてあった買付品(衣類品、雑貨)を30万円相当盗難された。
【車の破壊】
ポートランドのダウンタウンに車を止め1-2時間ほど街を散策し、車へ戻ると窓が割られていました。
事件が発覚した時、近くを歩く女の子に声をかけました。そして聞きました。
“これから僕たちはどうすればいい?”
帰ってきた答えは
“まずポリスに電話しよう、その後レンタカー会社へ電話しましょう。”
その通りにまず、
ポリスの電話番号“911”へコール。しかし、警察は全く応答せず、自動音声で案内された“非緊急電話番号”にコール。しかし、これもまたつながりません。
一旦警察は諦めて、レンタカー会社(Thrifty)へ電話することに。電話番号は予約した際にもらった紙に記載されていました。こちらはすぐ繋がります。オペレーターが言うには
“1番近いウチのレンタカーオフィスへ車を走らせて来てくれ”
今回のバイイングトリップは
サンフランシスコ→シアトル
被害に遭ったのはシアトルから200マイルほど離れたポートランドのダウンタウン。最初はシアトルまで走らせないといけないのかと思いましたが、どうやらポートランド空港のオフィスにもオフィスがあるようで、ここで良さそうです。
ここまで電話や手助けをしてくれた女の子には本当に感謝。本当にありがとう。
記念に一枚。笑顔で余裕をかまして写真を撮りましたがそれもそのはず。この時まだ盗難には気づいていなかったのです。というのも、今回の盗難は全ての荷物を盗られていたわけではなく、本当に窓の手前に置いていた大きな紙袋2つに入っていた物品のみが盗られていたのです。
さぁ、車をポートランド空港へ走らせます。窓は割れたまんま。
空港に到着すると、車返却場へひとまず駐車します。状況を担当のにいちゃんに説明すると、少し車をずらしてくれと。そして、
“紙に記入してくれ”
と事件の詳細を記載する紙を手渡されました。
事件日時、事件場所、事件内容などです。
サッと書きにいちゃんに渡しました。
オフィスへ向かいます。オフィスのおっちゃんに事件の詳細を伝えます。彼は顔色ひとつ変えずに淡々とコンピューターへ何かをタイピングしています。すると、サンフランシスコで予約した際にもらった紙に上から新しい車のものと思われる紙をホッチキスで止めてくれました。そこに書かれた
“261”
この番号に停まっている車に乗り換えてくれと言うことのようです。
えっ、そんな簡単に済むの?
僕はそう思いました。
どのくらいお金がかかるのか、新しい車はもらえるのか?どのくらい時間がかかるのか?
全てが不安でした。が、ここアメリカでは車上荒らしなど日常茶飯事。事件発覚から小2時間程で新しい車をゲット🚗
何度確認してもお金はいらないと。予約の時に取っていた
“スーパー車両損害補償制度”
がここで役に立っていたのです。レンタカーを予約する際に通常加入する
“車両・対物事故免責補償制度(CDW)”
では車上荒らしの補償はされないようです。
海外の慣れないレンタカーで、念を押しておいて良かったと過去の自分を褒め称えます。
※レンタカー会社や利用の料金比較サイトによって名称や保障内容は異なります。
さぁ、新しい車が置かれている駐車場へ。
シボレーのマリブ。残念ながら、前の車に比べだいぶグレードはダウンしましたが、満足。これで新たに旅を続けられるのです。
ここから丸一日盗難の事実に気づかないのです。そして事件の2日後である10月13日、宿泊したモーテルへ荷物を運びきった時に異変に気づいたのです。
“全然買付品がない!”
【盗難被害】
遅すぎる気づきではありますが、僕が買い付けする品はキャップや小物がメインなので、物理的には大したことがないのです。
と言っても、20万円以上被害に遭っているので、急いでどうすれば良いかインターネットを駆使し調べます。ここではウチのインスタグラムアカウントでも投稿で呼びかけました。ありがたいことにたくさんの方が拡散や共有をしていただき、様々な情報を頂けました。結果すべきことは...
*海外保険会社(僕の場合チケットを取得した時に決済で用いたクレカ会社の保険窓口)へ連絡する
*最寄りの警察署へ行き、ポリスレポートを取得する(レポートの作成には数週間かかるとのことなので、今回はレポート作成に必要な管理番号を取得。)
*海外保険会社へ連絡する
盗難が発覚してからすぐ保険会社の窓口に電話をかけました。海外旅行保険は個別で旅ごとに加入するものではなく、dカードゴールドの海外旅行保険を利用しています。dカードゴールドの海外旅行保険はクレジットカードの中でも頭ひとつ抜けた充実度なのです。
dカードの保険窓口ということは、つまり日本へ電話しないといけないので、国際電話になります。今回のアメリカ旅ではアメリカの通信会社のSIMカードを差し入れて使っていました。使っていたSIMカードはこちら🔻
こちらのSIMカード、容量が無制限であり、かなり回線の安定性から、前回の東海岸の旅でもかなり重宝していました。しかし、海外に向けての電話(アメリカから日本へ向けてなど)はできない仕様になっているのです。ここでどうするべきかと考えました。でた答えは
“日本のSIMカードを差し直す”
でした。
日本で契約しているのはドコモのahamo。このahamoがめちゃくちゃ使えます。なんと海外通信、国際電話の利用ができるのです。SIMカードを差し直し、いざ、国際電話。かなり待ちましたが繋がりました。そこで細かく状況を伝えます。保険が適用できるのか、そしてそのためには何をするべきなのか、聞き出します。結果
・ポリスレポートの取得(番号でOK)
・チケット、レシートの保管
つまり、僕の場合現地でするべきことは、レシートを保管しポリスレポートを取得することでした。やはり、インターネットで調べた内容で合っていましたが、しっかりと保険会社へ電話し確認したことで安心しました。
ここまで頑張り、今日は眠りにつきます。。💤
翌日。
これからどうするべきかというと、もちろん最寄りの警察署へ。今回お世話になったのはポートランドの“Bureau of Police”というところ。
署内に入ると受付がありました。受付の人は
“数時間かかるが担当の警察官を呼ぶか、今すぐ自分でレポートの取得用の電話番号にかけるかどちらがいい?”
僕は前者を選びました。しかし、僕は時間を無駄にしたくなかったので、前者をまちつつ、車内へ戻り後者への電話番号にも繋ぎます。でもやっぱり予想通り、電話は全然繋がりません。自動音声のまま。“JAPANESE PLEASE”と話しかけても繋いでもらえません。30分くらい経った時、突然車をコンコンと叩く女性警官が。
“キタ😍”
担当の警官が想定よりも早く来てくれたのです。ここで、事件の詳細を彼女に話します。レンタカー屋さんで紙に記入した内容と同じようなことです。すると、ケースナンバーが書かれた名刺を渡してくれました。これは受付No.のようなものです。これからこの警察官がポリスレポートを作成してくれるので、そのレポートと照合するために必要な番号ということです。
これで一安心。この原本は絶対無くしちゃいけない。そして、写真も撮影しておきました。
帰国後。
dカードコールドの保険対応窓口へ電話をかけます。帰国の旨と、必要書類の準備ができたことを伝えます。
“1-2週間で必要書類の送付に際しての書類を送付するので待っていてください。”
待つ待つ。
2週間後くらい。
届きました。提出方法は返送or写真によるオンライン提出。もちろんオンラインで提出。
・ポリスレポート
・盗難品のレシート
・eチケットのスクショ
・盗難情報の紙&盗難品の品目と価格をまとめた紙(これは保険会社より送付された書類に記入したもの)
これらを撮影し、提出しました。
今後は追加の写真の送付やメッセージをLINEを登録した先にある専用のチャットブースで行うようです。
OKOK。
審査は1-2週間ほどでしょうか。それくらい経った11月のある日。電話がかかってきました。補償総額の確認の電話でした。
“大丈夫です、間違いありません。”
2日後。
指定口座へしっかり補償金額が入金されていました。めちゃくちゃスピーディ。
ほんと痛い目にあったけど、そのあとは驚くほどスムーズ。不幸中の幸い。これからバイイングトリップを続けていく上で、最小限の支出で最大限の学びを得られたように思います。そういう意味では幸いでした😌