アメリカで初めての釣り
さぁ、エルエルビーンで買い物も終わり、釣りに行きます🎣 特に情報もないので、Googleマップを駆使し、フリーポート周辺の湖や池を回ってみようと思います。
Hidden Pond
まずはエルエルビーンから近いHidden Pondに。ここはGoogleマップでは湖として登録されていませんが、車のマップでは湖として登録されていたので寄ってみます。
実際に到着すると、遊歩道のような道が続き、途中で湖があるっぽい。
湿地ベースの湖のようで、泥底でリリーパッドが沢山繁茂しています。
これはフロッグが使えそう。
早速投げます。
なかなかバイトしません...
もしかしたら水深も浅そうだし、魚がいないのかな...?と思いつつ、手前の浅瀬を見ると...
ブルーギルのような魚がいる!
これはバスいるの確定ですね。
さぁ、投げ続けます。と言っても湖の周りを歩くことはできず、ここからしか釣りができないので、色々な角度になるべく遠投します。
すると、、、
バイト!!
ですが、フッキングに至らず。
おそらくバスと思います。
手を変えます。
ニシネルアーワークスのベビーアビノー。
これがめちゃくちゃいいルアーなんですわ!
リリーパッドの間をトレースします。
ピックアップ寸前で、、
バイト!
そして、これはしっかり魚体が見えました。
一気に興奮!!!
ノーザンパイクがバイトしてきたのです。
この魚はまさに北米を代表するルアーフィッシングの対象魚で、幼い頃から憧れの魚でもあります。
その後も投げ続けましが、ダメ。
この湖には思いを残しつつ、次の湖を探します。
No Name Pond
次に目指したのはルイストンという街にある“No Name Pond”。
しかし、到着すると
プライベートビーチの看板が...。
残念ですが、別の湖を探します。
Sabattus Pond
3つ目に目指したのはNo Name Pondからすぐ近くの“サバタスレイク”。
ここは比較的濁りが入った大きめの湖で、やりたい巻物の釣りにぴったりだなとすぐに思いました。
僕以外にも釣りをしている人も沢山いるし、カヌーに乗ったり泳いでいる人もたくさんいます。メイン州にしては珍しく黒人が沢山いることも驚きました。
早速、クランクベイトを巻きます。
30分以上はノーバイト。
突然バイトはきます。
インパクトのない重量感だけ乗ったバイト。明らかにバスではないバイト!
巻き合わせしましたが、うまくのらず。。。
こんなバイトが3回くらいあってウズウズ。。
せめて何の魚なのか知りたい!
未開の地で釣りをするワクワク感はたまりません!
“どんな魚がいるのか、出会ったことのない
魚がいるんじゃないか、めちゃくちゃ大きいのがきたらどうしよう”
なんて、気持ちを持ちながらクランクベイトを投げ続けます。
きた、また同じバイト、、、、!
思いっきり巻き合わせ!!
急いで手前に持ってきます!
捕れなくてもいいから姿を見たい気持ちが大きかったのです。
姿を現したのは...
ノーザンパイク!!!!
お前か!
50センチくらいのサイズなので、一気に抜きあげます。
よっしゃ!!!!
1人で騒いでいると近くで釣りをしていた子供達が3人くらい“すごい!”と近寄ってくれました。
そして写真も撮ってくれました。
彼らはこの池でまだ魚を釣ったことがないそうで、ノーザンパイクを今日ここで初めて見たと言います。
1匹釣っただけの僕ですが、すぐに釣らせてあげたいと思いました。
僕が釣った場所にみんな集まってきて、4人で釣りをします。
次の一投
また僕の竿がしなります!
ピックアップで食ってきたのでカツオの一本釣り状態!
どうやら時合のようです。
遊んでいた子供のうち1人Lapanは釣りをしたことなく、僕の竿で釣りをしたそう。
そのままタックルを渡すと満足げ笑
可愛いやつです。
初めての釣りで大丈夫か?と思いましたが、教えるとすぐにキャストできるように。
アメリカの少年さすが。。。
その後3人の子供たちを見守る現場監督に。
もう僕は十分満足していたし、これで子供たちが釣ることができたら最高だと思っていたのです。
しかし、なかなかバイトは来ません。
だいぶ日が暮れてきて、Lapanのお父さんが車で迎えに来ました。それでも彼は釣りたいといい投げ続けました。お父さんが車のライトをハイビームにしてこちらを照らします。
“もう帰らないと、インスタを交換しない?”
彼がそういいました。
“もちろんだよ”
そうして4人のインスタをそれぞれが交換し、写真を撮ります。
ここまで、その3人の子供たちはそれぞれ友達かと思っていたのでびっくり。実は今初めて知り合った4人でずっと遊んでいたのです。
この感じ、久しぶりだなと。小学生ぶり。
超懐かしい。こういう色気つくことなく、友達と生き物探したり、釣りしたり。小学校までだと思う。中学校入ると色々変わるじゃないですか。大人になってくると金や女が絡むとカッコつけたくなるけど、俺もせめて好きな釣りの時だけは純粋な気持ちで楽しめてることを誇りに思います。まさかのアメリカの田舎で懐かしい気分になりましたとさ。
さて、Lapanとお別れをして他の2人の子供たちと遊びます。魚を釣りたいな。
僕も釣りをします。辺りは暗くなってきていますが、もう少しだけ。
すると1人の少年が声をあげます。
“Hit”
マジ!?
すぐさまネットを持って彼の元に駆け寄ります。謎の魚がそこに、、、!
急いでランディング!
握手を交わしました🤝
なんだこれは?
クラッピーでもないし、ホワイトバスでもない。太いけど方は小さいスズキみたいな魚だけどしっかり食ってきてる。
子供たちとお別れ/感動した話
子供達も釣ることができて本当に良かった。
彼ら2人とも学校の事を少し話した。今は夏休み中でずっと遊んでいるらしい。サバタスレイクから10数キロ離れたルイストンという街の学校に通っているそう。彼らも親がいると思うし、もう帰らないと。
僕がノーザンパイクを釣ったシマノのクランクベイトをプレゼントしてお別れ。
にしてもこんな良い締まり方するか?ってくらい良いフィッシングday。
というか、本当に地元から遠く離れた地だけど、どこか懐かしい1日でした。今でもフワフワしているくらい不思議な一日。
人種や年齢を超えて彼らと仲良くできた事、それは彼らが何の差別もなく僕と関わってくれたからだと思う。
実はこの湖で釣りをする前日に寄ったアウトドアストアでやや白人至上主義的な差別を受けたのです。(ほんの些細な事ですが)
だからメイン州に少し保守的な印象を持ってしまっている自分がいて。
でも今日こうやって子供達と釣りを通してありのまま遊ぶ事ができて、めっちゃ嬉しかった。やっぱり子供の時は囚われていないし、大人に洗脳されていないからありのまま彼らは関わってくれました。彼らに釣りを教える代わりに彼らからはその何十倍も大事な事を教わったように思います。
本当に日本でも同じだけど、人種とか国籍とか関係ないです。これはしっかり洗脳された僕ら大人は意識しないとできない関わり方だと思います。どこかで人種や国籍で差別していたり、距離を取ろうとしてしまうと思うので。
本当に今日は人生でも記憶に残る1日でした。
帰りはJ cole の All My Lifeを爆音で掛けながらモーテルへと帰りました。
最高です。
タックル
ロッド:ズームサファリ705ML
リール:ナスキー2500
ライン:PE1.5号 リーダーフロロ12lb
ルアー:ベビーアビノー、マクベス
https://www.instagram.com/reel/Cu0snPbOCs2/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==